毎日の食事で、なんとなく「アブラっこいもの」を避けようとしていませんか?
しかし、脂質は私たちの身体にとって重要な役割も担っています。大切なのは、完全にカットすることではなく「正しい知識でコントロールすること」です。
今回は、脂質の基本知識から「アブラ過多」を防ぐための実践テクニックまで、わかりやすく解説します。
脂質は、炭水化物やたんぱく質と並んで、人間の身体になくてはならない「三大栄養素」の一つです。
しかし、問題視される最大の理由は「エネルギー密度の高さ」にあります。炭水化物やたんぱく質が1gあたり約4kcalなのに対し、脂質は1gあたり約9kcalと倍以上のエネルギーを持っています。
そのため、とりすぎるとあっという間にカロリーオーバーとなり、肥満や生活習慣病のリスクを高めてしまうのです。

「コレステロール=悪者」というイメージを持つ方は多いですが、実は細胞膜やホルモン、脂肪の消化を助ける胆汁酸をつくる材料となる、身体にとって不可欠な成分です。
驚くべきことに、体内のコレステロールのうち、食事から摂取されるのは全体の20〜30%程度に過ぎず、残りの70〜80%は体内の肝臓などで合成されています。
問題になるのはコレステロールそのものではなく、「血液中に溶け込んでいるコレステロールの量が過剰になること」です。極端に避けるのではなく、全体のバランスを保つことを意識しましょう。

脂質をコントロールするには、まず「アブラの種類」を知ることが大切です。脂質は大きく以下の2つに分類されます。
さらに、液体の「油」の中でも選び方にコツがあります。
望ましい脂質の摂取量は、1日の必要エネルギー量の20〜30%とされています。「植物性油脂なら身体に良い」と思いがちですが、ドーナツや加工食品によく使われるパーム油などは、植物性であってもとりすぎるとLDLコレステロールを増やす原因になります。加工食品の裏側も少し意識してみましょう。



ここからは、毎日の食事でアブラを控える具体的なテクニック(自炊編)をご紹介します。


自炊だけでなく、外食時や食べるタイミングにもアブラ過多を防ぐヒントがあります。
カツ丼や牛丼などの「丼もの(単品)」は、どうしても脂肪分が多くなる傾向があります。外食の際は、お肉や魚、野菜など複数の食材がバランスよく含まれる「定食」スタイルを選ぶのが正解です。


最後に、アブラ過多を防ぐための大切な4つの柱をおさらいしましょう。
脂質は決して敵ではありません。正しい知識を持ち、日々の生活で少しの工夫を取り入れることで、アブラ過多は十分に防げます。もし脂質の多いものを食べてしまった日は、意識して身体を動かし、カロリーを消費するようにしましょう!



アブラを上手に味方につけて、健康的な毎日を送ってくださいね。